更年期は更年期障害期ではない
  • 更年期は更年期障害期ではない
中医学では更年期におこるいろいろな不定愁訴を疾患ととらいて、何千年も昔からその治療法を考えてきました。つまり更年期だからといって必ずしもいろいろな不定愁訴が現れるものではないという考え方なのです。

女性の身体は7の倍数で変化すると言われ、14歳で初潮を迎え、21歳〜28歳頃に女性ホルモンが最も活発に分泌され、その後徐々に減りはじめ49歳頃に閉経を迎える女性の身体は年齢と共に変化していく。女性の身体は年齢と供に変化していくものであり、肉体的にも精神的にもその変化に対応していけば、いろいろな不定愁訴がおこることもないという考え方なのです。

閉経の前後5年を更年期と呼びますので、45歳から55歳ぐらいの間に更年期がくることになります。この年代の女性は家庭では主婦として一家を支え、ちょうど思春期を迎える頃の子供のお母さんで、教育費や住宅ローンの足しにパートに出たり、両親が高齢で介護が必要になったり、ご主人が病気やリストラで失業したり、仕事をしている女性はキャリアを積み、責任ある立場となり、たいへんなストレスにさらされている年ごろです。
なので、肉体的にも精神的にも非常にきつい年代であり、いろいろな不定愁訴や抑うつ状態に陥るリスクが高い時期といえます。

そんな更年期をはつらつと過ごしていただくために当院の中医鍼灸治療では一人一人に合ったオーダーメイドの治療計画を提案して、全力でバックアップいたします。

ただの肩こりと思っていても更年期が原因の肩こりは、単純に首や肩の筋肉を揉みほぐすような施術では楽になりません。
更年期の不眠症や冷え症、のぼせや浮腫みなどの不定愁訴を解決しながら、首から肩、肩甲骨周囲の緊張を緩める必要があるのです。

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