• 2024/08/11
  • 首・肩・膝の痛み
変形性膝関節症は運動したほうが良い?悪い?④

変形性膝関節症は痛む時と痛まない
時が交互にやってくる

調子が悪い時はしばらく安静にするので
痛みが軽くなり運動や用事ができる

そしてよく動いているとまた痛みが
ぶり返すのでどうしても慢性化して
長期にわたって治らない

長期間になってくると「もう何をしても
治らない」と諦めてしまう

だったら「運動したほうが良い」という
学説を信じて
やりたいことをやろうじゃないか!

生き方としてはそれも良いと思う

しかし変形性膝関節症は治る疾患だ

当院の患者さん達のほとんどの方が定期的に
通って来られるが

それは治っていないからではなく

痛みがなくなって運動や趣味を再開して
充実した生活を送っているが痛みがない
だけで膝関節の変形はそのままなので
「また痛くなるのが怖いから」
再発防止や変形の進行を止めるために
来られているのである

結局治療をつづけないといけないのだが

痛みを抱えて生活するのと
痛みから解放されて生活するのとでは
天と地ほどの差がある

痛みを抱えたまま旅行をしたり
ショッピングをしたりしても楽しくない

ましてリハビリやウオーキングなど
よけいに膝に負担のかかる事をして
自分で自分の膝を破壊する行為を
続けている人は

何度もいうが人工関節の障害者になる

強い痛みにも関わらず治すことを諦めて
「運動した方がいい」という学説を信じた人と

治す決心をし、治療に専念して
痛みが消失してからやりたいことを
楽しくやっている人とでは

生活のクオリティーが月とすっぽんほど
違ってくるのである

だからもう自分の膝は治らないと
諦めてしまわないでもらいたい

諦めていることが治らない原因なのだ

治すことを諦めているから
安い医者にかかり
「運動をしたほうが良い」という
都合の良い学説を信じて

リハビリやウオーキングをして
自分で自分の膝を破壊してしまうのである


つづく












一覧に戻る