• 2019/02/26
  • 院長のひとり言
脱毛器?鍼灸院と何の関係があるの?


「もしもし脱毛器のメーカーですが

本日、藤井寺市を回りますのでお話だけでも・・・」


最近、鍼灸整骨院の実費メニューで

脱毛がブームになっているのだろうか?


鍼灸整骨院業界では健康保険の締め付けで

今までのように肩こりや慢性痛に健康保険が使えないので

保険外の実費のメニューを充実することを

急ピッチで努力しているが


「実費で現金を稼ぐ」というテーマが一人歩きして


治療院としてのモラルが失われているようだ


脱毛というのはいったいどういう業種なのだろうか?

美容院やエステなどのイメージだが?


そういえば

歯のホワイトニングを自分でするような機械を

売り込む電話がかかってきたこともあった


実費で現金を稼げるのなら何でもする

何でも屋にでもなるつもりだろうか?


鍼灸整骨院の実費メニューを考える時

医療にこだわる必要はないだろう


スポーツアスリートのメンテナンスや

骨盤矯正やストレッチなど

体のケアは柔整師、鍼灸師の得意技である


不妊治療や美容ハリなどの

何かに特化した治療院作りもいいだろう


では


介護はどうか?

美容や痩身、エステは?


まあ


このように考えていくと

鍼灸整骨院というのは

あらゆる方向に伸びていける可能性が有るようだ


確かに介護や美容は医療ではないが

鍼灸師や柔整師の資格と経験があると

そのような方向にも伸びていくことは可能である


そう考えると

脱毛器のメーカーから電話があってもおかしくはない


ただし


一つの治療所で一人の施術者が

スポーツ外傷、鍼灸治療、小児はり

肩こり、腰痛、膝痛などの慢性痛を診て


介護、エステ、美容、小顔矯正、骨盤矯正

ホワイトニング、脱毛etc..


などと全部やろうとすると


まるでさびれた定食屋の黄ばんだメニューのように

いろいろメニューはあるが

何一つ美味しいものがないことが一目瞭然だ


メニューが多ければ多いほど

「全て中途半端です」と言っているようなものである


行列ができる店は

看板メニューがしっかりしているので

そんなにたくさんのメニューはないものである


私は治療家なので医療にこだわるが

全ての柔整師や鍼灸師が医療にこだわる必要はない


ただし、無秩序に何でもかんでも手を伸ばすのではなく

美容ハリに興味があり女性を綺麗にしてあげたい

不妊に悩むカップルの助けになりたい

アスリートの日々のコンディショニングをしたい


などの


自分の興味のある方向へ伸びていくべきであり

やみくもにあれこれ手を出しても

苦しくなっていくだけではないだろうか?




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