• 2025/12/16
  • 首・肩・膝の痛み
ナゼ「痛い痛い」と言ってる方が早く治るのか?

膝や腰が痛くなると病院で
痛み止めの飲み薬やはり薬をもらって
それを服用すれば痛みが分からなくなり
とりあえず楽になるので

痛くなると病院へ行って
薬をもらうことを繰り返していると
いつの間にか病状が悪化してしまって
どんな痛み止めでも効かなくなり

変形がひどすぎて手術しなければ
治療法がないと宣告される

変形性膝関節症で手術をした人は
だいたい同じような経過をたどる

手術がいやで当院に来た人に
一番初めに指導することは

鎮痛薬を止めて病院などで指導された
ストレッチやウオーキングなどの
リハビリをすべてストップして

痛い痛いと言いながら過ごしてもらい
どんな時に痛いのか
どうすれば痛くなく動けるのか?
痛くなく生活する工夫を自分で
考えてもらいます

これは鎮痛薬を使っていると
できないことである

このブログで何度も書いているように
痛みは危険を知らせる警報装置である

痛みはどこかに不具合が生じた時に
患部を教えてくれている

そして患部に負担のかかる動きを
した時に痛みをだしてその動きを
しないように知らせてくれているのだ

ところが現在の医療では患者が
「痛い」と言ってら痛み止めを出す

しかも昔と違ってはり薬まで
劇薬的に効く鎮痛薬なのに
本人は湿布薬の感覚で気軽に毎日
はり薬をはって過ごしてしまう

結果的に痛みの目的である警報装置の
役割が果たせないで患部を傷める動きを
平気でやってしまって
悪化して行くのが現状だ

だから痛み止めは極力使わずに
痛い痛いと言いながら
痛くない動きを工夫しながら
過ごす方が早く治るのである。



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