• 2020/10/31
  • 院長のひとり言
コロナ禍による整骨院大倒産時代を迎えて


「先生、ウチの町内の整骨院が

二軒とも閉店してしまってますよ

やっぱりコロナの影響でしょうかね」


このようなお話を最近よく耳にする


確かに今年はコロナ禍で不要不急の外出は

控えて3密を避ける生活を余儀なくされて

我々の生活習慣も様変わりしたと思います


コロナ禍で閉店している多くの整骨院や

経営難に陥っている整形外科は

患者さんから不要不急だと判断されてしまったのだ


では我々がこれは不要不急だから自粛しよう


これは不要不急ではない大事な用事だから

どんな状況でも行かなければならない


という判断をどうやってしているのだろうか?


私はコロナの前から

今年は整骨院の大倒産時代になると

予想していたが


それは現在チェーン展開している整骨院グループは

本、SNS、マスコミ、アスリートやタレントなどを

フル活用して宣伝上手にお客さんを集客して

商売するサービス業である


そこで働くスタッフのほとんどは

新卒者か5年以内の若者で

安い、若い、親切、笑顔で丁寧に

長時間マッサージしてくれて気持ちいい

がモット—だ


暇な高齢者が午前中にふらっと行って

気持ちいい時間を過ごすには丁度いいが

結局は不要不急の用事である


コロナ禍に若い人に長時間密着してマッサージされるのも恐い


ウチの町内の整骨院などは今年の8月に

マッサージ無料チケットを駅前で配り

1ヶ月間は無料マッサージを続けていたので

一時は自転車がたくさん止まっていたそうだが

今では閑散としているようだ


整骨院は医療機関であり無料チケットを配る行為

そのものが間違っているのだが

現在閉店していく整骨院の経営者の方々は

整骨院が医療機関である事を忘れているようだ


私は柔道整復師が治療家である自覚と

プライドを忘れなければどんな時代であっても

生活していけると思っている


ケガをしたらあそこへ行こう

腰痛や肩こりなどはあそこへいけば

一発で治してもらえるので

他のどんな用事よりも通院が大事だ


こんなふうに患者さんは来てくれると信じています


サービス業はキャンセルされても

治療はキャンセルされない


整骨院の大倒産時代を迎え

仕事を失った柔道整復師があふれ

それぞれ色々な仕事に着いていくのだろうと思うが


柔道整復師はただの資格免許ではなく

身分免許であることを忘れないでもらいたい

この先どんな仕事をしようとも

柔道整復師は治療家であることを

誇りに思って生きて行ってもらいたいと思う


そのためにもコロナ禍を生き残った柔道整復師は

これまで以上に医療人として精進して

地域医療に貢献できる医療機関として

あり続けることが我々の義務であると思うのです 


まずは厳しいコロナ禍を生きのこらねば(泣)




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