• 2023/08/28
  • 院長のひとり言
お客様は神様ですか?


家内がいつものお米屋さんに行き
いつもの店員さんに声をかけようとしたら
何となく雰囲気が違う感じがしたそうだ

店の奥の椅子に中年の女性が坐り
なんやら睨みをきかせているようで
店員さんの緊張感が伝わって来たそうだ

しばらくするとその女性は店から出たので
家内が注文するとさっきの女性が
戻ってきて「それ私もちょうだい」
家内の耳元で唐突に叫んだ

家内は驚いて固まっていたそうだが
店員さんがそのその女性の商品を
先に包んで渡した

しばらく自転車でごそごそしていたが
その女性が立ち去ったとたんに

店員さんは力が抜けたように座り込み
「ごめんなさいね」と言い
ときどき来ては何かとクレームをつけて
ひどい時には怒鳴りつけられることも
ある人らしい

店員さんのストレスはそうとうなもので
過呼吸になっているように見えたそうだ

家内の見立では店員さんは少し
気の弱そうな雰囲気がするので
その女のお客さんはイライラした時に
お米屋さんの店員さんにクレームをつけて
憂さ晴らしをしているのではないか?
という感じらしい

なんだか殺伐とした世の中である

「お客様は神様です」と言う言葉があるが
それはお店にとって有益なお客さんであり
基本的にお店と客に上下関係はない

お米屋さんがお米を売ってくれるから
我々は毎日お腹を満たす事ができるのだ
お金を払ってやっているのだから
どんな傍若無人なことをしても
許されると思っているなら
大きな間違いである

お店にもお客さんを選ぶ権利があり
健康被害の危険性が有る人は
出入り禁止にするべきである

そうでないと健全な商売はできないし
客層が悪いと我々も安心して
買い物ができないので足が遠のく

すべてのお客様が神様ではない
悪い客を出入りさせていることは
お店の信用にかかわるのである。


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