• 2025/12/08
  • 院長のひとり言
歩き出す前に歩き方を学ぼう

「昨日膝を伸ばすと痛くて
一晩寝たら今日は痛くないのは
ナゼなんでしょうか?」

ある程度の年齢になると
理由の分からない痛みが生じる
ことがあるのは確かである

この患者さんの膝を診察してみると
膝関節というよりもふくらはぎの
筋肉に張りがあったので

「関節に炎症などはないですが
ふくらはぎの筋肉に負担のかかる
ことをしたのかもしれません」

少し歩きすぎか?
冷えたのか?
体重増加が原因か?
歩き方が悪いのか?

「特にふくらはぎの外側の筋肉に
張りが認められるので
歩行時に足の外側で荷重している
可能性が高いように思います」

少し体重もある人なので
体重の増加には気を付けてもらい
正しい歩き方ができるための
体操を指導した

痛みや違和感は体の不調を知らせる
警報装置なので一晩寝たら
痛くなくなっていても

何でだろうか?と
考えることも大事なことだと思う

特に膝痛がいつまでも治らない人は
歩き方が悪いのかもしれない
悪い歩き方なのに
膝が痛いので毎日6千歩以上は
歩かなければならないと思って

本人は良くなるために
頑張って歩いていも歩き方が悪いので
歩くほどに悪化して行くケースである

慢性的に痛みが治らないのは
何か間違った体の使い方をしている
可能性があるので
いちど立ち止まって考えてもらいたい。



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