• 2025/09/26
  • 院長のひとり言
これからの高齢者は元気で死ぬまで働くのだ(笑)


我々はこの30年間ずっと所得が
上がらない世の中で生活してきて
その代わり物価も上がらなかったので

「景気悪い」とかぶつぶつ言っても
生活するのにさほど不満はなかった

しかし

コロナ禍が明けてからの3年の
物価の上昇は我々が経験したことの
ないほどの急激な上昇である

これまでは贅沢さえしなければ
生活に苦しさを感じなかったが
現在の物価高は食費や光熱費が
毎年10%づつ上がり続けているので

この3年間であっという間に
120円だったおにぎりが160円になり
スーパーに行くと今まで1万円ぐらい
だった買い物なのに15000円ぐらい
払っているような時もある

これで止まってくれるなら
私も老後の心配はしないのだが
この物価高が毎年つづくようなら
10年後、私が70歳になるころには
食費と光熱費が今の倍以上になるだろう

まるで30年間止まっていた時間を
取り戻すかのような急激なインフレが
これからやって来るのである

現在自民党の総裁選がたけなわだが
5人の候補者はすべて若年者層の
税負担を減らして子育て世代に
手厚い政策を訴えている反面

消費税軽減には消極的で高齢者の
増税や社会保険料引き上げなど
低所得者や高齢者から広く負担を
増やす方向で考えているようだ

人口構造が逆ピラミッドになり
これからは高齢者も社会的な負担を
していかなければならないのかも
しれないが

私のようにバブルがはじけてから
住宅ローンを背負いながら子育てして
税金、社会保険料、年金などの
社会的義務を果たして

国からは子育ての支援も住宅手当も
何もなく頑張ってきた世代が
これから高齢者になるタイミングで

高齢者も現役並みの税金や保険料を
払わされて若い世代が楽をする社会を
目指すと言われても納得できない

総裁候補者の人達は国民の
「賃金を増やす」と訴えているが
国民年金を何十年も満額支払ってきた
人が生活保護の人の半額ぐらいの
支給額しかなく幾つになっても
労働を強いられているのに

年金問題を誰も口にしない

こんな党に長いこと国の舵取りを
任せていた国民の責任は重い
今こそ高齢者は怒りの声を上げる
べきだと思う

どっちにしてもこれからは高齢者も
元気にいつまでも働かなくては
ならない世の中になるのは間違いない。



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