• 2025/03/10
  • 院長のひとり言
大自然はやっぱりすごい！


岩手県大船渡市で2月26日に発生した
山林火事が昨日3月9日にようやく鎮火した

乾燥して風が強いためどんなに頑張って
消火活動をしてもどんどん燃え広がって
2900ヘクタール２１０棟の家が消失した

他府県の消防も協力して最先端技術を
駆使して消火に当たっていたが
結局雨が降ったことで鎮火に至った

ロサンゼルスの山林火災でもそうだったが
あのアメリカでさえ山火事を止めることが
できずに高級住宅街が消滅してしまったので
どんなに頑張っても人類が自然現象には
立ち向かうことはできないようだ

中医学では五行説といって
木・火・土・金・水と五つの属性に分けて
世の中の出来事や体の状態を把握する

木は火を生み
火は土を生み
土からは金が生まれ
金は水滴を生む
水は木を成長させる

という関係になっている

また、水は火に強く火は土に強い
などと五行説ではいろいろな関係を述べている

教科書で読むとこじつけ的な要素が強く
個人的には五行説は占いのようで
あまり好きではない

しかし

一連の大規模な山火事を消すことが
出来たのは雨であり人間がどんなに
頑張っても消すことができなかった

我々の日常にとって雨は憂鬱でしかないが
どんな時代になっても雨は恵みであり
水は生命の源なのである

鎮火したとしても現場は焦げ臭くて
とても苦労することと思うが
一雨ごとに臭いも洗い流されていくだろう

大船渡市といえば東日本大震災のときに
津波で大きな被害が出て
高台に移住した人たちが今回
山林火事で被災したことになるので

ほんとうに気の毒であるが

天災の恐ろしさと大自然の恵み
そして
人類の無力さを改めて感じたのでした。



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