• 2022/03/30
  • 首・肩・膝の痛み
運動か?安静か?②


痛みはバイ菌のように
外部から体内に侵入してくるのではなく
体が自ら作りだした感覚である

では体はナゼそんな辛い感覚を
わざわざ作っているのだろうか?

一つは侵害刺激に対して
逃避行動を促すためと言われている

例えるなら針で指先をつくと
反射的に手を引っ込めて
ケガを未然に防ぐためのチクっとした痛み

もう一つは危険を学習することと
安静にして回復を促すための痛みである

例えるなら階段から転落して
尾骨を強打して骨折してしまったら
骨折による痛みが常時感じて
耐え難い苦痛にさいなまれる

この事によって
階段を上り下りする時には
転落しないように気を付けることを学習し

座った時に骨折した局所に当たると
激痛を感じて患部を守るために
椅子に座る時に円座を
使ったりして結局の安静を保つ努力する

結果的に損傷個所を修復するために
安静にさせる目的を担っている

要するに痛みとは
危険を回避し、危険を学習し
ケガを回復するために安静を促すこと
この3つが目的の免疫システムなのだ

今回のブログは運動か?安静か?
などと大雑把なタイトルにしたが

世の中の大多数の方が多少の痛みは
無視してでも運動をしたほうが
健康であるという風潮なので

運動はしないよりしたほうが良いに決まってるが

痛みがある時に運動をするのは
自然の摂理に反する行いである


痛みは身を守るための免疫システムであり
痛みがあるのに体の意志に反して
運動を続けると体は「分からないのかな?」と思い
分かるまで痛みを強くしていきます

その一番いい例が五十肩だ(笑)


つづく



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