- 鍼灸師の仕事は野球と似ている③
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上海中医薬大学日本校では
国際中医師という免許を取得できて
漢方薬や鍼灸治療、推拿などの
勉強もできた
漢方薬や推拿などは鍼灸治療とは
関係ないので日本の鍼灸養成学校では
まったく習わないが
実際の鍼灸治療の現場では漢方薬や
推拿の理論を知っている事は
インフォームドコンセントいおいて
非常に心強く治療の幅を広げる
国際中医師の資格を持っている
鍼灸師は非常に少ない
日本の資格制度では鍼灸師の資格が
あれば仕事はできるので
わざわざ大金を払って外国の資格を
とっても給料が上がるわけではないからだ
日本の学術団体の多くは脈診や腹診など
一つ一つに特化した治療法ばかりだった
ので東洋医学の枝葉の勉強であり
東洋医学の全体像が見えてこなかったが
それが日本の鍼灸師の限界であり
日本では鍼灸が按摩やマッサージと
同列のリラクゼーションの範疇から脱する
ことができない所以だと思っている
私は上海中医薬大学で中医学を基礎から学び
厳しい資格試験を合格したことで
東洋医学の根っこから理解し
リラクゼーションの目線ではなく
国際中医師として
診察、治療、治療計画、養生指導と
東洋医学によって患者さんを健康に導く
ことができるようになり東洋医学の
全体像がはっきりと見えるようなった
このことで慢性病や難病でも絶対に
諦めないで患者さんに寄り添い
一緒に戦う治療家となれたのである。
つづく
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