- 五十肩の間違った常識が広がっている
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日曜日は地区の餅つき大会で
地元の人達とお餅つきを楽しんだ
いろいろな人に相談されるのは
五十肩や腱鞘炎の悩みが多い
よく考えると五十肩も腱鞘炎も
関節を動かしたり支えたりする
軟部組織に炎症がおこって
発症する疾患であり
関節を動かすことで痛みが出る
腱鞘炎の人は手を酷使する職業の人で
痛くても仕事をしなければならないので
安静にできない
だから炎症が引くことはなく
どんなにすばらしい治療をしても
どうしても治らないケースである
テーピングや固定具を紹介して
できるだけ患部に負担をかけない
手の使い方を指導したが
「どうしても痛くて仕事ができなく
なったら手術してもらいなさい」としか
言いようがなかった
一方、五十肩の人達は全員整形外科や
整骨院に通院しているのに
「いつまで通っても悪くなっていく」と
言いながら肩関節を動かそうとする
「痛いのに動かしたら治りませんよ」
と言うと皆さん「えー?」と
ビックリしたような顔をする
五十肩は肩関節を支える老化した軟部組織に
炎症がおこって始まるので老化がベースに
あるため治るのに時間がかかり
肩関節を動かすと痛いような違和感が
2~3週間つづいてしまう
そしてこの時期に「関節を動かさないと
固まって動かなくなる」という間違った
常識に騙されて
頑張って痛みをこらえて肩関節を
グルグル動かしてしまって
限界まで炎症がひどくなって
こじれて治らなくなってしまったものを
五十肩と呼ぶのです
関節を動かしていいのは炎症が消失して
痛みのなくなった人が拘縮した肩関節の
可動域を回復するために行うリハビリであり
まだ痛い人は炎症があるので
無理に動かすといつまでも治りません
と、説明すると「なるほどねー」と
納得してくれた
腱鞘炎の人は安静にしたくてもできない
職業なので仕方がないのだが
五十肩の人達は間違った努力をして
逆に悪化してしまっているので
正しい情報を発信する必要性を感じた
「とにかく肘を体幹から離さないように
生活する癖を身につけてください
五十肩を治すためのYouTube動画を
配信しているのでよかったら見て下さい」
動画の宣伝も忘れずにしておいた(笑)
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