- 筋肉痛が治らない?おかしいな
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「筋肉痛がなかなか治らないんです」
と山登りから5日目の人がいう
筋肉痛は個人差もありますが
山登りの次の日から3~5日で治るのが
普通なので5日目だとまだ痛くても
ぜんぜん普通ですよ
「帰り際に銭湯でよく揉んでおいたのに
筋肉痛になるんですか?」
筋肉痛も原因は医学的によく分かって
いないけど、日ごろ運動不足の人が
山登りをして、帰り際にお風呂で
温めて揉んでおいたからといって
筋肉痛を予防できるわけではありません
冷たいものをいっぱい飲み食いして
最後に暖かいお湯を一杯飲んだのに
下痢するのはおかしい
といっているのと同じである
とにかく山登りから5日目で
筋肉痛がとれないのは普通のことなので
シップして安静にしておいてください
筋肉痛は病気でも怪我でも異常でもなく
山登りをすれば誰でもおこる
自然の営みですから心配はいりません
ただし
筋肉痛を肩こりや慢性腰痛と同じように
捉えて痛みのある局所を指圧したり
筋膜リリースのつもりでストレッチや
カッサなどで擦って刺激する人が多く
このような見当違いのことをいろいろして
筋肉に炎症をおこしてしまい
何か月も痛みが続くことがある
自分では治すためにやっているので
その事が治らない原因と思いもよらないので
いつまでたっても治らないのだ
ぎっくり腰にも同じことが言える
通常のぎっくり腰には大きく分けて
捻挫と肉離れがあるがどちらにしても
1週間安静に寝ていれば傷口がふさがって
動くことができるようになる
ところが
最近はロキソニンなどの痛み止めを
簡単に処方するドクターが多く
痛みが緩和されるので動けてしまい
安静にしない
しかもリハビリと称してマッサージや
ストレッチをしたり下手すると
痛い所を指圧をする施術者もいる
ぎっくり腰は捻挫や肉離れなのに
安静にしないで患部を刺激しまくると
傷口が開いてしまっていつまでも治らないし
傷口がきたなく治るので慢性腰痛に
なってしまう危険性が高い
ぎっくり腰がなかなか治らないとか
ぎっくり腰をきっかけに慢性腰痛に
なる人が多いのはそういう間違いからである
痛みは「安静にしてください」という
メッセージであり体が安静を要求しているだ
筋肉痛もぎっくり腰も安静にしていれば
1週間以内に痛みがとれるので
慌てずに安静にして早く治しましょう。
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