• 2024/08/08
  • 首・肩・膝の痛み
変形性膝関節症は運動したほうが良い?悪い?①

変形性膝関節症は膝の軟骨がすり減って
膝関節が弱っているので
多少痛みがあっても運動した方が
早く治るというのが常識である

しかし変形性膝関節症で整形外科に
通院してドクターの指導に
忠実にリハビリし、ウオーキングや
ストレッチをしている人たちは

みなさん何年通院しても悪化していき
ついには人工関節の手術を受けている

何も治療せずに放置して悪化したのなら
ほったらかした罰なので仕方がないが

ドクターの指導を信じて何年も
頑張ってリハビリに通い
痛みをこらえてウオーキングや
ストレッチに励んだ挙句に
人工関節の手術をして障害者4級?

これでみなさん怒りもせずに
いられるもんだと感心している

当院には「どうしても手術はしたくない」
という患者さん達がやってくる

当院では今まで行ってきたリハビリや
ウオーキングなどの習慣を全て
中止して鍼灸治療に専念してもらいます

するとこれまで何年も治らなかった
膝の痛みが2週間ほどで
みなさん消失してしまいます

何年治療しても悪化していき
手術しか治療法がないといわれたのに
たった2週間の鍼灸治療で治った

これをみなさんは奇跡とよんで
驚いてくれますが
私にとっては当然の結果です

私は変形性膝関節症は多少痛くても
運動した方が良いという世の中の常識が
間違いだと思っているからです

あるいは「多少痛くても」という曖昧な
表現が間違いを産んでいるのかもしれません

整形外科学会がいう「多少の痛み」というのは
おそらく朝のこわばりや立ち上がる時に
軽く痛みを感じる程度ではないだろうか?

しかしそれぐらいの事で人は
病院に治療に行かないものです

治療してもらわないと辛い
というぐらいの痛みにならないと
人は病院へはいかないので
「多少の痛み」ではなく
「かなりの痛み」の人が病院へ行く

なのにレントゲンを見て
これぐらいの変形なら運動して
筋肉をつけた方が関節が強固になると
リハビリやウオーキングを指導される

この勘違いによって変形性膝関節症は
治らないのだと私は思っている

結論として変形性膝関節症であっても
日常生活に支障のない程度の軽い
痛みの人は膝関節に負担のかからない
運動ならしても良いが

治療が必要なほどの痛みで辛くて
困っている人は運動はひかえなければ
ならないというのが私の経験から
導き出した答えです

つづく




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