- 大巡礼で1300人死亡?
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(朝日新聞より)
サウジアラビアのイスラム教の聖地
メッカで実施された今年の
大巡礼(ハッジ)で1301人の死亡が
発表された
最初にこのニュースを見た時は
「そんなアホな、何かの間違いだろ」と
2~3回見返した
どうも本当らしい「えー!」
???
なんでそんなことになったのだろうか?
確か能登半島地震の犠牲者は282人だった
神様を拝みに行って1300人が死亡する
なんてどう考えてもクレイジーだ
14日から19日の期間中50度を超える
猛暑に見舞われたが
正規の巡礼ビザを持たない
もぐりの巡礼の人たちが
クーラー設備のある宿やバスを
利用できなくて熱中症で亡くなったようだ
エジプトは660人を超える犠牲者が出て
不法な巡礼を手助けした16の旅行業者を
免許取り消し処分にした
インドネシア人165人、インド人98人
ヨルダン、チュニジア、マレーシアなど
世界中の信者が犠牲になった
ヨルダンでは旅行業者が逮捕され
チュニジアでは担当大臣が更迭された
これは完全に人災だったのである
大巡礼では過去にも2015年に多数の巡礼者が
折り重なって倒れる事故がおこり
2400人以上が死亡する事故がおこっている
今年は猛暑の時期に行われたことで
熱中症対策は十分に行われる必要があった
そこへ世界各国から無許可の人たちを含めて
180万人も押し寄せたことで起こった悲劇だ
このような事故は絶対におこしてはならない
こんなことが「しばしばおこるんです」で
かたずけてはならない
神さんにお参りに行って見えない目が
見えるようになった、動かない足が
動くようになって杖がいらなくなった
または懺悔して許しを請うて心の救いを得る
家族や大事な人の無事を祈るなど
巡礼は人々が幸せになるために
行う行事のはずである
なのに感謝の巡礼に行って帰らぬ人と
なるなんて絶対にあってはならない
大地震のように突然襲われるのではなく
主催者と多くの信者を抱える各国の
政府が緊密に情報を共有して
信者の生命を守る努力をすれば
さけられた悲劇である
このような悲劇が昔から何度も
繰り返しているのに
今回のように1300人もの犠牲者が
出てから旅行業者などの免許取り消し
などの生ぬるい処分をしているようでは
これからも悲劇が繰り返される
危険性がきわめて高いので
本当に2度と繰り返さないように
猛省してもらいたい。
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