• 2022/08/18
  • 難病・慢性病
痛みはそんなに単純ではない

腰痛や膝痛や肩こりなどの
整形外科領域の痛みに対して
さまざまな施術でアプローチしているが
マッサージで治ると思っている人が
とても多くてそのほとんどの方が

継続的にマッサージを続けても
まったく症状が改善しないにも関わらず
かたくなにマッサージを信じて疑わない

ナゼなんだろうか?

当院でも以前はマッサージをしていたが
マッサージをしなくなって15年以上経つ

マッサージでは痛みを治療するどころか
肩こりでさえ治す事はできなかったからだ

当院では治療技術が上るたびに
本当に痛くてあちこちの治療院を渡り歩く
患者さんが増えて来て

痛みで夜も眠れ無いような人の
患部をマッサージどころか
痛すぎて触ることさえ出来ない

そんな状態になっているのに
整体やマッサージ店を渡り歩いて
もっと強い刺激を求めて鍼灸治療に訪れるのだ

当院の説明であちこちの整体や
マッサージ店で患部をマッサージして
刺激することでどんどん悪化している事を
皆さん初めて知るのである

当院ではマッサージをしなくなってから
痛みが治るようになったので
当院では15年の臨床の結果として
痛みにマッサージは
しないほうが良いと結論づけている

だから

痛みが激しくて本当に辛くて悩んでいる人は
マッサージを止めた痛みが取れることに
早く気付くべきである

少し誤解があるといけないので
私自身はマッサージが大好きである事を言っておく

しかし

痛みが激しい人に対してマッサージを
行って治る確率は5%に満たないだろう

痛みとはそのほとんどが炎症が原因だからだ
このブログでも何度も書いているが
痛みの原因は①炎症②筋肉③神経④内臓⑤脳

この5つのどれかだが
筋肉痛でも神経痛でも内臓痛でも結局「炎症」なのだ
炎症とは発赤、腫れ、発熱、疼痛を言う

だから

炎症をマッサージして刺激すると
さらに赤く腫れあがり発熱し激痛となるのである

だから痛みにマッサージはしないほうが良いのだ

ただし痛みはそんなに単純ではない
脳の暴走の場合があるからだ
痛みの原因の⑤番目に上げているが

実際に患部をどんなに診ても全く悪くないのに
本人が脂汗をかいて夜も眠れ無いほどの
痛みで苦しむことがある

こんなケースにはYouTubeに登場する
激痛整体師のような人に
無茶苦茶な施術をしてもらって
本人が納得したら脳の暴走が治まって
スカッとその場で治ることがある

だから痛みはそんなに単純ではないのである



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