• 2023/12/18
  • 院長のひとり言
ライドシェア解禁は良いが法整備を!


政府は来年4月からライドシェアを
大幅に解禁することを検討している

2025年問題と呼ばれ
団塊の世代が高齢者となって
退職を始める時期が来て
あらゆる業界で人手不足が心配されているが

タクシードライバーが不足して
地方や観光地が困っているようだ

しかし

教育を受けているタクシードライバーでも
対応が悪かったり運転が荒かったり
いろいろ問題がある

人の生命を預かる職業であり
車の中という個室で二人きりになるので
何よりも安心して乗せてもらえる
人格が求められると思うが

はたしてライドシェアで
しっかりした人材が確保できるだろうか?

昔、私がまだ20歳の頃に
終電に乗り損ねた時に
よく白タクという違法の
乗合タクシーを利用していた

同じ方向へ行く客が5~6人乗って
近い人から適当な料金を払って降りる
だから遠くても意外に安くすむので
ありがたかった思いでがある

運転も上手で愛想も良く
まったく心配なく乗っていたが

今思えばもぐりの業者なので
事故や事件に巻き込まれた時には
何の保証もない危険な行為だったと
反省している

ライドシェアが規制緩和されれば
二種免許も不要で自分の車で仕事が
できるので車さえあれば誰でもすぐに
参入できてしまうが

どんな職業でも一定数は信用できない
人間が混じってしまうものである

だからこそ性善説ではなく性悪説に
基づいた制度作りが求められる
しっかり議論して国民が安心して
利用できるライドシェアの
制度作りをしていただきたい。



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