• 2023/04/18
  • 首・肩・膝の痛み
スポーツによる膝痛を考える ②


慢性痛にはいろいろあるが
特に膝痛は慢性痛になりやすい

何をするにも歩かなければ
日常生活もままならないし
ましてスポーツをするとなると

ほとんど全てのスポーツで
腰を落として膝の屈伸を使うので
膝が痛むと何もできなくなってしまう

そんな中で大人の場合は
ご本人の人生における生きがいや
生き方の考え方がいろいろあるので
我々治療家はご本人ができるだけ
長くスポーツを楽しむ事ができるように
全力で応援するしかないと思うが

患者さんが小学生などの子供の場合は
話が違ってくる

そもそも子供は未成熟であり
あまり過酷なスポーツをすると
骨の成長不全や関節の変形など

成長に大きな影響をあたえるので
小さい子供にスポーツの英才教育を
行う時には必ず子供専門のトレーナーが
成長に合わせて適切に指導する
必要がある

しかし実際にはそんな恵まれた子は
極少数でありほとんどの子供達は
子供の体の事を知らない人の
指導をうけている

子供が怪我しても指導者や保護者は
その怪我が子供の将来に
どのような影響をおよぼすのか
想像すらできないだろう

例えば転倒して膝が腫れて
血がたまった場合は
十時靭帯や側副靭帯損傷や
半月板や関節軟骨損傷の可能性がある

靭帯損傷がきれいに治療されないで
いい加減に見過ごされたら
膝の関節が緩んでしまって
ダッシュ力が低下し
一生転倒のリスクが高い体になる

そして半月板や関節軟骨損傷を
放置すると骨の成長が阻害されて
足の長さが左右で違ってしまい
アスリートになるどころか
まともに歩く事ができない
障害者になる恐れがある

当院にはどうしても試合に出たいので
わざわざ整形外科へ受診せずに
当院に連れてくる親御さんがいる

整骨院ならレントゲンも無いし
適当にアイシングやテーピングで
試合に出られるようにしてもらえると
考えるのだろうが

靭帯や半月板などの関節を構成する
軟部組織は徒手検査で行うので
当院ではすぐに診断がつく

だから医療機関として子供の体を治し
その子の将来の可能性を伸ばすために
ドクターストップをかけるのです

説明しても理解してもらいえない
指導者や親御さんも多いが

自分たちの思いよりも
子供の将来を一番に考えていただいて
ご理解いただきたいと思います。


終わり


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