• 2020/05/04
  • 院長のひとり言
鍼灸治療は免疫力アップが目的ではない!(8)



このブログは4月22日から始めていますので

できれば4月22日(1)からお読みください


このブログでは免疫力アップという言葉が独り歩きして

無駄な努力をしないようにしてほしい


本当に免疫力が強い状態とは

バランスの取れたちょうどいい状態であることだと

ひつこいほど主張してきました


感染症だけではなく膝や腰などの慢性痛でも

免疫力が原因である事も書きました


お風呂のお湯は熱いほど好きだと言う人でも

50℃を超えるお湯に入ることはできません


体温が高い方が良いと言っても

36.5℃〜37℃ぐらいまでで

それ以上高い状態が続くようなら

それは潮熱といって不調の現れです


血圧は低いほうがいいと思われますが

低すぎると疲れやすく朝起きられません


脈拍も少ないと徐脈、多いと頻脈

血糖値も中性脂肪もすべて

私たちが知らない間にちょうどいい状態にキープされている


今あなたがなにかバランスが崩れてしんどくないななら

その状態がちょうどいい状態なのです


それ以上免疫力をアップしようとして何かすると

逆にバランスが崩れてしまいます


綺麗な女優さんがダイエットし過ぎてガリガリに

なってしまってがっかりしたり

師匠が生けた完璧な生け花をもっと良くしようとして

花を増やして台無しにしてしまうようなものです


免疫力アップなどと間違った努力をして

免疫の調和が崩れることが一番恐ろしいのです


ここまで書いてくるとちょうどいい状態をキープするためには

何もしてはいけないような話になってしまいますが

今度はちょうどいい状態をキープするためにどうすればいいのか

についてお話ししていきましょう。


つづく



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