• 2022/07/25
  • 鍼灸・東洋医学
鍼治療は薬と違ってやればやるだけ効いてくる

いつもお世話になっている
居酒屋さんの40周年で昨日は
お祝いがてら家内と夕ご飯を食べに行った

隣で飲んでいたお客さんが
「鍼の先生なんですか?」
「鍼ってだんだん効かなくなるんですか?」と
声をかけられた

首に手をかけながら話しかけてきたので
この人は首の調子が悪くて
どこかの鍼灸院に通っているが
最初は効果があったのに
2回目から効かなくなってきて
鍼灸治療に対して不信感を抱いているのかな?

などと思いながら

「とんでもありません」
「鍼灸治療は本人の自然治癒を
高めて不調を改善する治療法ですので
治療によって改善する事を多く
経験すればするだけ効果が上がっていきます
パブロフの犬と同じです」

と答えておいた

鍼灸治療で楽になる経験をつむと
鍼灸治療をしてもらうだけで
勝手に体が反応して痛みが
解消するのである

中国では常に鍼灸治療を受けている
患者さんが開腹手術をする時に
鍼麻酔で手術することがあるほど
鍼灸治療を続けると効果は上がっていくのだ

だから効果のある鍼灸治療を
施しているかぎり効果は上がっていくのだ

ところが最初だけ効いてその後
効かないということは
最初だけマグレで効いたのかもしれない

私も今になれば言えるのだが
実は鍼灸師になっても効果のある治療を
できるようになるまで
10年ぐらいはマグレで効いている事が多いのだ

私は不器用な方だったので
常に再現性のある効果的な治療ができるまで
20年ぐらいかかったように思う

だから

若い鍼灸師の施術はマグレで効いたり
効かなかったりするものだのだ
それが普通なのである(笑)





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