• 2021/03/15
  • 鍼灸・東洋医学
薬と鍼灸治療の決定的な違い⓶


「鍼灸治療は何時間ぐらい効果がありますか?」

このような質問をされる方が多いですが

この質問こそ薬の鎮痛効果と

鍼の鎮痛効果の違いが分かっていない証拠です


例えば肩こりからの頭痛で鎮痛薬を服用すると

数分か数時間で痛みが緩和されて

その後、数時間で再び痛み始めます


これは肩こりの状態は改善していないが

痛みを脳が感じないように

薬でブロックしているからである


だから数時間して薬がオシッコとして

体外へ出ていくと脳が痛みを

キャッチして再び痛みがぶり返します


要するに肩こりの症状は変わらないのに

脳をダマして頭痛だけ感じないようにしているのだ


だからこの薬はどの位の時間

効果が持続しますか?

こういう質問になる


鍼灸治療の場合も薬のように脳に

痛みを感じさせない脳内モルヒネが分泌する

などという学説を唱える学者もいるようだが


もしもそうだとすれば薬と同じように数時間しか

効果が持続しないことになる


しかし

私の臨床経験からはそのような事は確認できない


当院の治療では治療前と治療後では

肩の筋肉(僧帽筋)の固さが違います


要するに鍼灸治療によって筋肉の

血行不良や筋膜のシワが解消しているので

痛みの原因が無くなり痛みを感じるホルモンを

出す必要がなくなるのである


これは根本的に肩こりが解消し

頭痛が治ったことを意味する


薬は痛みを感じないように脳をダマしているが

鍼灸治療は根本的に痛みの原因を治している


だから「鍼灸治療は何時間ぐらい効果ありますか?」

という質問はナンセンスというワケです


その時点では肩こりは解消して頭痛が治った状態だから


再び肩こりが起こって頭痛になるまで

放置せずに鍼灸治療に来てもらえたら

二度と頭痛がおこることはないのです


つづく




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