• 2023/02/08
  • 院長のひとり言
オフレコ?「ここだけの話」はこの世に存在しないのかな


荒井勝喜首相秘書官がオフレコでの
記者会見でLGBTなどの性的少数者や
相性婚に対する差別的な発言を

毎日新聞の記者が本人に通達の上で
記者本人の記名入りで公表したことで

一発で新井秘書官の首が飛んだ

新井秘書官はどういうつもりで
あのようなヒドイ差別的な発言をしたのか
わからないがオフレコの記者会見だったことは
彼の心を無防備にさせたことは言うまでもない

この騒動を見て

オフレコでの記者会見なのに
大手新聞社の記者が録音したり
世間に公表した事に少なからず驚いた

この発言を世間に公表することは
荒井秘書官の今までのキャリアを無にし
社会的に葬りさられることは分かりきっているし

ルール違反をすると今後首相官邸での
取材ができなくなる可能性もあるのに
なぜ毎日新聞はこの事実を公表したのだろうか?

記事を見ていると政権の中枢で政策立案に
携わる首相秘書官がこのような差別的な
思想を持っていることは
この国の重大な問題だと判断したからだそうだ

ルール違反をしてでも告発しなければ
国益に反するというようなニュアンスに見える

確かに今回の毎日新聞の行動は
とても勇気のいることであり
日本の国益になったと思う

普段は政府に忖度して報道規制している
イメージは否めないが日本の
マスコミの蜂の一刺しを
見せてもらった思いである

こんな腐り果てた思想の人間が
首相秘書官をやっていたなんて
本当に恥ずかしく信じられないので
その事を国民に知らせてくれて
毎日新聞さんありがとう!

昔から「ここだけの話」とか
「誰にもないしょの話やで」とか言ってから
話すと逆に話の広まりが早く
人の口に戸は立てられないものだ

完全なオフレコはこの世に存在しないのだろう
そんな事を思わせるエピソードだ。


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