• 2020/05/27
  • 院長のひとり言
どうして整骨院ではケガの治療しか保険で診れないのか?①


久しぶりに受けつけに保険証を出して

「首や頭が痛くて手がシビレるのでお願いします」

という患者さんがやって来た


「いつからですか」

「もうずっと前からです」

「転倒や打撲などのケガをされましたか?」

「いいえ」


全国保険協会発行のパンフレットを見せながら

「整骨院で保険施術できるのは

ケガをして捻挫や打撲をした時だけです」

m「あなたの痛みの原因はケガではないので

保険施術はできませんので実費治療になります」というと


「それでは何のために高い健康保険料を

毎月払っているのか分からないので

保険でやってくれる所に行きますわ(怒)」と

捨てゼリフを残して去っていった


この患者さんの言うことは「ごもっとも」である

痛みがあって医療機関に行ったら

あなたは「保険では診れません」と言われたら

「なんでやねん!いつもの整骨院は保険効くぞ」となる


だけどこればっかりはどうにもならないことだ


保険で施術ができるか、できないかは

法律で決まっているので

私が決めているのではない


ケガによる捻挫、打撲、挫傷に限って

整骨院でも保険で施術しても良いことになっているが

昔からの慢性痛やシビレを保険施術したら

これは不正請求になってしまう


せっかく来ていただいたのだから

治療してあげたいのはやまやまだが

犯罪に手を染めるようなことは出来ないので

本当に申し訳ない限りである


つづく


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