- 2019/03/06
- 院長のひとり言
- 鍼灸院にもいろいろありまして・・・
-
鍼灸治療について誤解している人がいるので
少し説明しておかなければならない
現在日本の鍼灸治療界は大まかに
先進医療派、古典派、患者任せ派
上記の3つに別れている
先進医療派は
大学病院などで最先端の医療機器を使って
鍼刺激が人体に及ぼす影響を調べたり
多くの患者に対する鍼灸治療の有効性を確かめたり
西洋医学の学者のようにエビデンスを追求するグループ
古典派は
中医学、漢方、様々な古典を基に
治療を体系づけて治療する臨床重視のグループ
当院は中医学に立脚しているが
西洋医学的病名を重視した古典派です
患者任せ派とは
「どこが痛いですか？ここですか？
今度いつ来られますか？」
患者さんが痛いと言うところに鍼を打つだけ
通院計画も無く時間の空いた時に来て下さいね
実はこの患者任せ派の治療院が一番多い
鍼灸院はコンビニよりも件数が多く
整体院やマッサージ店を含めて
過当競争を繰り広げているので
患者さんの言いなりに
サービス合戦をしている
この患者任せ派の鍼灸院やマッサージ店へ
行き慣れた人は自分の言ったとおりに施術してくれて
自分の好きな時に行けばいいと思っている
そんな人がとても多い
どこへ行っても、何をやっても良くならない
そう思っている人は
自分の思った通りにしてくれる治療院ではなく
今の症状の原因を説明できて
回復するまでの治療計画を立ててくれる
治療家主導で症状の改善に向けて
一緒に考えて導いてくれる治療院へ行くべきなのです
患者任せの言いなり治療院が多く
先進医療派や古典派のような本格的な
治療ができる鍼灸院が少なくて分かりにくいかもしれないが
そういう視点を持って探せば必ず見つかります
鍼灸院は癒しやを目的とした
サービス業のような治療院が多いですが
それは本来の姿ではないので
誤解しないでいただきたいと思います。
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