- 2019/01/30
- 院長のひとり言
- 特定妊婦という言葉をご存知ですか？
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偶然マザーズと言うコラムを見つけた
何らかの事情で生みの親が育てられない子どもを
血縁関係のない夫婦に実の子として託す
「特別養子縁組」で
長期間密着取材して様々な人間模様や
心の葛藤をドキュメントで伝える感動の番組で
毎回激励や応援のメッセージがよせられる一方で
「勝手に産んで、育てられないなんて無責任」などと
女性を一方的に非難する言葉も
インターネット上にはあふれるそうだ
先日も公衆便所で出産したニュースがあったばかりだし
毎日のように虐待で子供が殺されるニュースを見る
特定妊婦という言葉を始めて聞いたので
インターネットで調べてみると
児童福祉法に基づいた養育上の公的支援を
妊娠中から要する環境にある妊婦のことだそうだ
妊婦が若すぎる、妊婦が精神疾患である
虐待家庭である、妊婦が子供を望んでいない、など
様々な理由で支援が必要な妊婦のことだそうだ
番組ではNPO法人が特定妊婦を
さまざまな形で支援し
養子縁組に導いていろいろな幸せの形
人間模様を映し出して感動を生んでいる
予期しない妊娠に悩む
生みの親から育ての親へとリレーされる小さな命
その当事者たちが描く親子それぞれの幸せの形
確かに
悲劇をハッピーにするNPO活動は素晴らしい
しかし
予期しない妊娠というのはあるのだろうか？
レイプ以外では考えられない
予期しない妊娠をなくし
そもそもの悲劇がおこらないための
社会活動が必要だと感じた
だからと言って
私は特定妊婦という言葉も知らずに
このような悲劇とは全く無縁の生活をしているので
どうしたら特定妊婦を減らすことができるのか分からない
私のような感想の人が多いことが
問題なのではないだろうか？
せめて特定妊婦という
支援が必要な妊婦がいることを
少しでも多くの人に知ってもらいたい
そして
悲劇がおこらない社会を目指したいと思うのです
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