• 2014/06/17
  • 院長のひとり言
寝違いは肩こり?捻挫?
「寝違い」という病名は
肩こりのひどい人が
不自然な格好で寝たことによる
首の不調と捉えると

少しひどい「肩こり」

だが、それぐらいでは
人は病院には行きません

治療しなければならない状態

当院に来院する寝違いの患者さんの
ほとんどは頸椎の可動域不全
安静時でも疼痛が著名な状態で
頸椎のどこかが異常に緊張している

これは頸椎のどこかの軟部組織に
炎症があることを示す

この場合は「頸椎捻挫」である

すなわち当院に治療に来る
寝違いの人は頸椎捻挫の
可能性が高いのである

寝違いを肩こりの延長なのか
頸椎捻挫なのか鑑別ができる病院は少ない

ナゼなら殆どの病院はレントゲンで
異常がなければ「大丈夫ですよ」

「ただの寝違いです」

それが肩こりか捻挫かの
鑑別などする気もない

頸椎牽引とマッサージと痛み止め

捻挫に牽引やマッサージをすれば

損傷部位に牽引力や外圧が加わり
傷口が開いて悪化する

それはマッサージ技術の
上手い下手の問題ではなく

誤診であり誤治である

もしも寝違いで1週間以上治らなければ
セカンドオピニオンをお勧めする。


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