• 2024/06/12
  • 院長のひとり言
超高齢化社会に何が必要か?



百歳以上の人が92139人と去年から
1613人増えたそうだ

コロナ禍や能登半島地震などの
大きな天災があったにも関わらす
百歳人口は増えているようだ

お年寄りが元気で長生きなことは
本当に喜ばしいことである

ところが

世界の幸福度ランキングでは
1位フィンランド2位デンマーク
3位スイス4位アイスランド...

日本は56位だそうで
先進国ではかなり幸福度が
低い国になってしまっている

世界1の長寿国であり
GDP世界4位の経済大国なのに
どうして国民の幸福度はこんなに低いのだ

幸せはお金では買えないのか?

人の幸福度は人によって違うと思うが

90歳以上の人の脳は自己肯定感が強い
という研究データがある
研究によると90歳を超えると
ナゼか自分の人生に満足感が湧いてきて
理由もなく幸福感を感じるそうだ

長生きしたからなのか、そういう脳の
持ち主だから長生きなのかわからないが

現在の自分の境遇に満足していなければ
幸福感は得られない

だから日本の90歳以上の人だけを
対象に幸福度を聞いてみたら
世界1位になる可能性があるのでは
ないだろうか(笑)

人が一番悲しいと感じる事は
集団の中で村八分にされて誰からも
無視されることだといわれている

日本は核家族化が進み
子どもたちが巣立って
パートナーが欠けて1人暮らしで
暮らしている人が多い

現在の日本はどんなお金持ちの人でも
孤独死の可能性がある国である

幸せとは人との関りの中に感じる
ものなのではないだろうか?

だから高齢者になればなるほど
社会との関りが必要になるのだと思う

孤独では幸福感は得られない
人と関り求められ、認められ、
頼りにされ、社会のために
貢献できる喜びを
幾つになっても感じられる社会

そんな国が幸福度の高い国なのかな
などと一人で考えてみたのである。


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