- 2018/10/24
- 院長のひとり言
- 麻生さんに同意する
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昨日の閣議後の記者会見で麻生太郎副総理兼財務大臣が
またまた失言をし、マスコミや野党が大騒ぎしている
「飲み倒して運動も全然しないで病気になった人の医療費を
健康に努力している俺が払うのはあほらしくてやってられないと
言っている先輩がいた。良いことを言うと思った」
不摂生で病気になった人の医療費を
健康な人が負担するのはアホらしいとう趣旨のコメントだ
これに対してマスコミや野党が一斉に反発をしているが
残念なことに今回は麻生さんの意見に激しく同意してしまうのです
日本の健康保険制度は国民全員が貧富の差なくその恩恵を受けられる
世界に例を見ないほど有り難い制度だと思うが
その財源は我々の保険料と、血税であることを忘れてはならない
健康保険とは自分や家族が突然の事故や病気で
いきなり高額な医療費に苦しむ事なく
国民が安心して暮らせるためのものであり
そのために国民がみんなで出し合っている保険料であり税金なのである
麻生さんの表現が下手くそなので反発をくらうが
例えば、覚せい剤中毒者の治療に健康保険を使われたら?
暴力団同士の抗争でピストルで撃たれた治療は国民に関係あるの?
自業自得で招いた病気やケガを健康保険で治療するのは
健康保険のもともとの趣旨から考えるとお門違いではないだろうか?
麻生さんが言いたかったのはそういうことだと思うのです
健康保険を乱用してワンコインでクイックマッサージをしている
整骨院が巷に乱立して社会問題になっているが
リラックスや快楽を目的とした慰安行為に
我々の健康保険料を使われるのは
麻生さんの言葉で「あほらしい」ということなのです
だから当院ではケガなどの外傷しか保険診療しないのです
効果が分からないインフルエンザの予防接種を
毎年受けている人が多いが
健康保険でタダ同然で予防接種を受けているので
「予防接種を受けているのにインフルエンザに罹った」と皆さん笑っているが
あれが実費で毎回1万円払わなければならないとしたら
いったい何人の人が笑っていられるだろうか?
「詐欺かー、金返せー」と怒り心頭になるはずである
健康保険の財源が我々の血税であり
若い労働者の少ない給料から天引きされた保険料であることを
国民一人一人がしっかり自覚して
自分や家族の健康管理を今一度徹底してもらい
保険医療機関の利用方法を考えてもらいたいと
麻生さんは言いたかったのだと思うのです
それにしても居酒屋で我々一般人が喋るような内容を
公の場で副総理兼財務大臣がべらんめい調で言うと
突っこみどころ満載なのでこのような騒ぎになることは当然ですね。
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