• 2018/08/29
  • 院長のひとり言
この腰痛、痛みが消失したら治療しなくていいの?


昔からラグビーやバスケットで
生傷が絶えない青春時代を過ごして
その頃の古傷が痛むようなケースの腰痛

腰椎4番と5番の関節部分に
動作時に痛みが走り

ひどい時には
座ってパソコンを使っているだけで
疼くような痛みが押し寄せてくる

このような患者さんが
2回の鍼灸治療で痛みが消失したので

「これからどうしたらいいですか?」

という質問である

とても良い質問をしてくれた!

施術には大きく3種類あり
ケガの施術、慢性痛の施術、再発予防の施術

ケガの場合は治ったら卒業です

ところが定期的に痛みが再発したり
慢性的な痛みの場合は

原因となる疾患や骨格の歪み
生活習慣や仕事による再発が予想されますので

痛みが消失しても定期的に通院してもらうのが理想です

あえて理想と言ったのは

私も含めて現役世代の男性にとって
痛くもないのにわざわざ時間を作ってまで通院するのは

めんどくさい!からです

だから理想は痛みがなくても定期的に通院してもらいたいけど
性格的にそれができるタイプの人は少ないので

あえて無理強いはしないだけなのです

しかし

実際には再発予防の鍼灸治療を継続している人と
痛みがでるたびに治療する人では

大きな違いがあります



例えば虫歯や歯槽膿漏で歯医者さんに通い
治療が終わったので卒業してしまう人と
予防治療を継続する人がいるが

予防治療を継続する人は定期的に
歯の磨き残しをチェックしてもらい
歯垢を取り除いてもらっているので
虫歯にもならないし歯槽膿漏の進行も防ぐことができるが

虫歯になって痛くて我慢できなくなってから行く人は
歯を削られたり抜かれたり
歯槽膿漏は進行して深刻な状態になり
痛みはとれても元の状態には二度と戻りません

それを長期間つづけると

方や若い頃の状態を維持する人と
総入れ歯になってしまう人の差になってしまうのです


腰痛や膝痛などの筋肉や関節の痛みは歯のように
目で見ても分かりませんが
常日頃から養生を心がけて定期的にメンテナンスの
鍼灸治療をしている人は症状の進行を防ぎ
若さを保ち、いつまでも充実した毎日を送ることができますので

理想としては

痛みが消失しても定期的にメンテナンスに来ていただきたいです!








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