• 2015/03/19
  • 院長のひとり言
マッサージの目的は?
肩こりがひどくて

マッサージや整骨院へ通い

毎日ウォーキングして
お風呂で体操しているが

いっこうに肩こりがとれない

こういう人の肩を触ると

筋肉が硬くないことが多い


午前中は大丈夫だが

午後からだんだん辛くなり

仕事が終わる夕方には

肩コリと手のシビレ

根気がなくなり

足腰まで鉛のように重い


この様な症状には

マッサージは逆効果です!!


肩こりとは頸部から肩甲骨にかけての筋肉

特に僧帽筋の血行不良で硬くなって

不快な症状をおこすものをいう


マッサージの目的は
筋肉の血行を良くして
硬くなった筋肉をほぐすこと

だから筋肉が硬い人に有効だ

しかし

このケースは筋肉が硬くない
午後になると症状が強くなる
疲れやすく全身倦怠感がある

これは気血の低迷の現れである

硬くない筋肉をマッサージしても

意味が無い

強いマッサージや運動は

気血を漏らして消耗するので

逆効果になってしまうのだ


栄養のあるものを摂取して
ストレス解消に努めて
気血を養うために疲れることを
しないようにする事が

基本的な養生なのである


マッサージは気持ちいいが
目的や禁忌を知らずに行い


いたずらに症状を悪化させ

長期間苦しむ人が多いので

気をつけてもらいたいものである

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