• 2015/05/14
  • 院長のひとり言
3日ぐらい安静にして下さい
ぎっくり腰の患者さんが


前かがみで膝に両手を置いて

ゆっくりゆっくり歩いてこられたが

帰りにはスタスタ歩いて帰ることができた


「これだけ痛かったら整形外科へ
行かないと治らないと思いました」


でも


「先生とこに来て良かったです」

そうでしょう

痛み止めは時間が来たら
また痛くなりますが

鍼で治ったら根本的に治るので

安心ですよ

だけど3日間は安静にして下さい



元来ぎっくり腰は

一週間安静に寝ていれば治るものである


それを

鎮痛薬や注射で痛みをごまかして

自分の用事をする

安静にしないからいつまでも治らない


これは

風邪ひきが長引くのと似ている


普通の感冒は

3日寝れば治るものである


寒気がして熱が出て

咳や痰が出て

鼻水が出れば終了である

安静にしていれば3日で終了する

熱でバイ菌を弱らせて
免疫力で退治して

咳や鼻水で体外に排出する

その作業が3日で完了する

その間安静にすれば良いのである


ところが

熱を解熱剤で押さえ

喉や関節の痛みを鎮痛薬

咳止め、鼻水薬などで止める

そして自分の用事を優先して

安静にしようとしない


だから

何週間も治らないのだ

治療は全てに優先されるべきである



あまり無茶な使い方をしていると

体が怒って

重要な会議の日や

楽しみにしていた旅行の日など

一番困るタイミングで


突然大きな病気になるのである

せめて3日間ぐらいは

何もかも忘れて安静に寝るぐらい

体に敬意を表してもらいたいのである


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