• 2014/12/13
  • 院長のひとり言
病気か?老化か?
整形外科では変形性膝関節症の
治療方針の説明に

「膝の軟骨や関節がすり減って
変形しているので治療しても
元には戻りません」

この様な説明をされる事が多い

勿論事実であり正確な説明である

しかし

この説明を受けた患者さんは

元にも戻らない=治らない
治らない→治療しても意味が無い

こう思ってしまう人が多いのである

実際、整形外科にいくら通っても
鎮痛剤やマッサージばかりで
一向に症状は改善しない

結論として

「私の膝は手術しないと治らない」

と思いこんで治療する事を放棄してしまう


ここでもう一度考えてもらいたい

65歳を過ぎて元に戻らないのは
膝関節の変形だけだろうか?

目・歯・髪の毛・肌・体型・反射神経・自然治癒力

色んな変化がおこってきて

全て元通りに戻すことは出来ない

老化なので元には戻らない

膝の変形は高齢者なら誰でもおこる

そう、老化は元には戻らない

しかし

膝の痛みが治らないのは
老化が原因のことは稀であり

適切な治療をすれば治るのだ


例えば女子中学生が化粧をすると

「スッピンのほうが綺麗」と言われるが

65歳の女性がスキンケアを怠ると
乾燥して痒くなり粉を吹く

だから毎日手入れする

そう、手入れが大事なのだ

年をとると手入れが必要になる

この事を知らない人が多すぎる。

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