- 年金改正案、遺族年金が5年で打ち切り?
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国会で自民、公明、立憲民主党の
3党が年金改革案を提出して
本格的に審議が始まるようだ
私のような自営業者は国民年金しか
加入していないので
基礎年金部分が底上げされるのは
とても有難い話だと思うが
その代わり厚生年金加入者の
一部の人達の年金が減るようだ
その内容を調べると
遺族年金が5年で打ち切られる
というとんでもない内容だった
もしもこの年金改革案が通ってしまうと
専業主婦で生活して来られた方は
ご主人が亡くなってから
5年間しか遺族年金を受け取ることが
できなくなるので
その後は幾つまで生きたとしても
第3号被保険者の基礎年金の
1ヵ月6万円ほどの年金が支給される
だけになってしまうのである
例えばご主人の遺族年金が毎月
7万円支給されている人が
65歳から85歳まで生きたとしたら
今なら1680万円受け取れるが
この法案が通ってしまうと70歳で
遺族年金は打ち切られてしまうので
420万円しか支給されずに
その後は1ヵ月6万円ほどの
基礎年金だけで生きていかなくては
ならないことになる
基礎年金とはそもそも自営業で
商売をしている人が高齢化しても
仕事を続けながらお小遣いを受け取る
程度に設計されているので
1カ月6万円ほどしかなく
はなからそれだけで生活できるような
性格のものではない
夫がサラリーマンの専業主婦で
子育てしながらパートなどで
家庭を支えてこられた女性たちに
夫と死に別れた後の人生を1カ月
6万円で生きていきなさいというのは
あまりにもムゴい
今回の年金改正案は氷河期世代の人達が
生活保護に陥るのを防ぐ目的があるようだが
その裏で専業主婦で家庭を支えてきた
人たちがみんな生活保護になって
しまっては本末転倒である
私のような自営業者が言うのも何だが
本当にこんなえげつない法案を
通してしまっていいのだろうか?
政治家の人達がみんな言っている
国民が安心して子育てして充実した
老後を迎えることができる国にします!と
本気で思っているならこんな法案が
国会で可決されるはずがないのである。
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