- 運動はした方がいいに決まっている
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運動をした方がいいのか
安静にした方がいいのか
こういう論争は紀元前から
行われていて
現在の医学では運動した方がいいと
結論付けられているが
人間は動物なので動かなければ
すべての機能が衰えてしまって
不健康になるに決まっている
だから運動はした方がいいに
決まっているのである
ただし一定の原則がある
風邪ぎみで何となく体が主だるく
微熱があるような日に
「えいやー」と気合を入れて
学校へ行くと知らない間に
症状が消失して元気になっていた
とか
朝起きて首を動かすととても痛くて
ある方向に動かすことが出来なかったのに
我慢して動かしていると痛くなくなる
そんな経験はないだろうか?
我々は若い頃に少しぐらい熱があったり
痛みがあっても我慢して動いていれば
治るという経験をしてそれを
学習してしまっている
しかも最近では整形外科でも
「少しぐらい痛くてもリハビリで
運動をした方が早く治る」と指導する
しかし
痛みのある人すべてに当てはまるの
だろうか?
まず、少しぐらいの痛みで
整形外科へ行く人がいるのかな?
いや、ある程度強い痛みで
「このまま放置していて大丈夫だろうか」
というぐらいの痛みでないと
普通は病院へは行かないだろうと思う
整形外科学会のホームページでは
軽い痛みで動かさないと治りが
悪いので運動した方がよい
ただし痛みが強い時はむりに動かさずに
安静にしてくださいと
ハッキリと書いてある
だから整形外科へ行った患者さんに
「痛くても運動しなさい」と
リハビリを指導する医師は
ハッキリ言ってヤブである
運動してもよいのは「軽い痛み」
であり「強い痛み」のある時は
安静にしなければならない
しっかりと安静にして早く治して
再び何でも運動できるように
なることが正解なのだ
運動はした方がいいに決まっている
しかし痛みの度合いによって
しっかり安静にして早く治す
そのメリハリが必要なのである。
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