• 2025/06/16
  • 院長のひとり言
国民が苦労する前に政治家が身を切ってもらいたい

私は以前から選挙前の
バラマキ政治を批判してきたが
今回もやっぱり自民党は1人あたり
2万円のバラマキをすることを決めた

名目は物価高対策だそうだ

しかし現在我々が直面している
急激な物価の高騰は世界情勢や為替の
関係もあるかもしれないが

アベノミクスからの脱却
もしくはアベノミクスの総仕上げで
デフレからの脱却を目標にしている
今の政府が仕掛けたインフレである

私はデフレから脱却してインフレに
することに反対するつもりはない

今のままでは世界と為替のつり合いが
とれないからである

しかしこの3年間は資源高に加えて
企業が価格転嫁して値上げを繰り返し
その利益で人件費を上げるように
国が指導しているので

私の肌感覚では物の値段が3年間で
1.5倍以上になっている

先日デパートでケーキを買おうとしたが
300円だったイチゴのショートケーキが
680円になっていた

以前コンビニでよく買ったパンが
98円だったのが160円になっている

これらの値上がりの原因は
資源価格の高騰も少しはあるが
そんなことはこの30年間のデフレ時代に
何度も経験していてその度に

企業努力で値上げを最小限にとどめて
国民生活を守ってくれていた

現在のインフレの真の原因は
アベノミクス以来、政府がデフレからの
脱却というスローガンのもとに
企業に値上げを強要しているからである

要するに私たちが直面している
急激なインフレは政治家が仕掛けた
物価高なので

当然ながら国民の負担を緩和する
政策も合わせて考えておくべきである

なのに1人2万円給付して終わりとは
呆れかえってものも言えない

政治家は自分たちが仕掛けたインフレで
国民が不幸にならないために
何をしなければならないのか
真剣に考えてもらいた

減税して税収が減ること以上に
国民の購買意欲が出て景気が良くなると
考える政治家が1人もいない事が残念である

今一番必要なのはバラマキではなく
物価の上昇に見合う手取り収入の増加だ

すぐに財源がどこから?という話になるが
国民に苦しい生活を強いる前に
政治家が身を切る覚悟を示してもらいた。



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