- 相撲は神事であることを忘れないでもらいたい
-
元横綱白鳳の宮城野親方が
日本大相撲協会を退職して
今後は相撲を世界に広げるプロジェクト
「世界相撲グランドスラム」構想を
推進するために
新たな会社を設立して代表に就くそうだ
世界相撲グランドスラムという
ネーミングだけでは
いったい何をする会社なのか
まったく分からないが
相撲は神事であることだけは
忘れないでいただきたいものである
相撲と同じ国技である柔道は
オリンピック競技になって世界的に
競技人口が増えていい面もあるが
スランスなどの強豪国の意見が
強くなっていて
欧米人の都合のいいルールに
書き換えられてしまって
現在行われている柔道は
我々が学生時代に教わった
講道館柔道とは似ているが
まったく違うものになっている
つまり今の柔道は日本人が認める
国技としての柔道とは違った
スポーツとして世界に普及している
ここで私は強調しておきたい
レスリング、ボクシング、空手
テコンドー、柔道はもともと
格闘技であるが
相撲は元来神事であり
格闘技でありながら強さだけを競う
のではなく礼儀正しく道徳的にも
誰からも尊敬される人格を備える
人でないと横綱にはなれない
心・技・体の全てを磨く
重要な日本の伝統文化なのである
神事である以上は神聖なものであり
他の格闘技とは一線を隔す
だからオリンピック競技となって
外国人に勝手にルールを変えられたり
してはならない
トヨタの後ろ盾を得て世界的に
行うプロジェクトなので
おそらく世界的に相撲をアピールする
大々的なイベントを考えているのだと
思うのだが
相撲が柔道のように元の姿を変えて
日本人の喜ばない形で世界に普及する
ことには私は賛同できないと思うのである。
一覧に戻る
元横綱白鳳の宮城野親方が
.jpg)
