- 2021/12/16
- 鍼灸・東洋医学
- お灸の話の前に東洋医学の事を少し知ってもらいたい①
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このごろ自宅でお灸をすえるので
ツボのとりかたを教えて欲しいと
患者さんからのリクエストが多くなっている
せんねん灸などを買うと
人体図などのイラストに詳しく
ツボの位置を示した説明書がついているが
やはり効果のあるツボの位置を
自分で見つけるのは難しいようだ
ツボは東洋医学のものなので
東洋医学的な使い方がされないと
効果が発揮されない
この話は東洋医学と西洋医学の違いを
理解してもらわないと話が進まないので
その事を少し説明したいと思います
よく西洋医学は木を診るが
東洋医学は森を見ると言われるように
西洋医学は循環器、消化器などと
体をパーツに細分化して「病気」や
「症状」を診て治療するのにたいして
東洋医学では五臓六腑も精神も含めて
全ての細胞が関わり合い協力し合って
営んでいると考えるので
その人の体質、性格、生活環境など全てふくめて
「人」を診て治療すると言われます
西洋医学は誰が処方しても多くの人に
効く薬を追求するが
東洋医学は一人一人の症状を診て
世界で一人だけの処方を追求します
このように西洋医学と
東洋医学では考え方が全然違います
だから東洋医学に馴染みのない我々は
つい西洋医学的な身体をパーツに分けて
考えてしまいますが
東洋医学では人体を
パーツに分けないで一つの動物として
見ているのが特徴なのです
動物園でサルを見ていると
よく似ているがそれぞれ顔が違うし
痩せていたり肥えていたり
若いサルも年をとったサルもいる
同じように人間も一人一人体が違うので
ツボの位置もみんな違うのです
つづき
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