- すぐに疲れてしまうのは足の筋力低下なのか?
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少し歩いただけで足腰が痛くて
疲れてしまってどこでも腰かけて
休憩しないと歩くことができなくなる
高齢者になるとレントゲンをとると
ほとんどの人が腰椎に変形があり
ヘルニアや狭窄が見つかる
だから整形外科の医師は画像結果を
診て狭窄症やヘルニアと診断を
下すのだが
中には心肥大による心不全で
少し歩くだけで息が上がり
足が鉛のように重くなり歩くことが
できなくなっている人がいる
心筋梗塞や弁膜症の既往があれば
誤診されることはないが
高血圧だが心電図検査で異常なく
不整脈も全くないので見逃される
てしまうのが心肥大による心不全だ
当院でも腰椎椎間板ヘルニアや
脊柱管狭窄症と診断されて
手術しか治療ができないと言われ
手術はいやだから当院に鍼灸治療に
来られた患者さんを診ると
どう見ても痛みやシビレで歩けない
のではなく動悸、息切れ、大量の汗
顔や足のむくみなどの心不全の症状で
歩くことができなくなっているので
循環器科のある病院を紹介して
検査してもらって初めて
心不全という病名をもらうという
ケースが多くなっている
年齢による自然な心肥大は症状もなく
進行していくので動悸や息切れなどの
症状で歩くことがつらくなっているのに
心臓を疑うことをしない
本人が「心臓はいたって元気です!」と
言うものだから整形外科では
レントゲンで映った変形が原因だと
思ってしまうのは当然である
当院に逃げてきた患者さんは手術しなくて
ラッキーだったねという話だが
もしもこのブログを見てくれている読者の
知り合いでヘルニアや狭窄症で
腰部の手術を検討している方がおられたら
診断が間違っていないか?
手術以外に治療法はないのか?
手術して症状が改善する確率は何%ぐらい?
などセカンドオピニオンをとることを
勧めてもらいたい
手術した後で全然良くならないと
訴えても「手術は完全に成功しています」
と取り合ってもらいという話も多く
身体にメスをいれなくてすむのなら
それに越したことはないからである。
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