• 2025/06/02
  • 院長のひとり言
進次郎さんの備蓄米放出は応急手当として有効だ!

江藤さんが不適切発言で辞任して
小泉進次郎さんが農水大臣になり

備蓄米の競争入札を取りやめて
随意契約で小売業者に直接下して
「スピード感をもって消費者に届ける」
と言って奔走しているが

これに対して
「選挙対策だ」とか
「高級米と安価米が流通するだけ」とか
「米屋でない店が儲かるだけ」とか
「随意契約には公平性が担保できない」
などといろいろ文句を言う人がいるが

一般庶民の一人として
去年の春まで普通にスーパーや米屋で
5キロ2500円で買っていた米が

突如店頭から姿を消して
品薄でどんどん値段が上がり
2倍の値段になってしまっている

前の農水大臣が備蓄米を放出したが
通常の競争入札による放出だったので

我々の分からない流通の途中で
どこかへ消えてしまい
1.4%しか店頭には並ばなかった

しかも農協の人も
「今の米価が特に高いと思わない」
などと言い放つしまつで

何がおこっているのか?我々一般の
国民からは全く理解できない状態だ

小泉進次郎さんは9年前に
農林中金や減反政策を批判して
失脚している苦い過去を持つ

その進次郎さんを農水大臣に指名した
石破総理も実は農水省とは犬猿の仲であり

この二人は農業改革推進派であり
現在小泉進次郎さんが行っている
全ての行動は自民党の農水族と呼ばれる
有力議員へのリベンジなのである

そう思って見てみると
選挙対策でも何でもなく
今までやろうと思っても出来なかった
ことを堂々とやれる機会がやってきて
嬉々としてやってくれているように見える

国の政策も治療と同じで
応急手あてと原因を究明して根本的な
治療をする必要がある

備蓄米の放出はとにかく国民の不安を
取り除いてこれ以上の価格高騰を
防ぐ意味ではとても効果的な
応急手当をしたと思う

これからは価格高騰の本当の原因を
究明して抜本的な改革を進めてくれる
ものと信じて応援したい

特にJAから小売業者に行くまでの
数々の卸業者についてはしっかりと
調べて天下りの温床になっていないか

我々国民の見えるところでしっかりと
調べていただきたいと思うのである。


一覧に戻る