• 2025/03/12
  • 院長のひとり言
賃上げできない業種は大変だ

このペースで賃上げが続いて
初任給30万円以上、バイトでも
時給1500以上が標準の社会になると
とても素晴らしいように思われるが

経団連も連合も口をそろえて
価格転嫁して売り上げを上げて
儲けた分で人件費を出せばいいと言う

しかし
その結果食料品の高騰が止まらず
一流企業に勤めている人以外は
手取り収入が上がらず生活費の割合が
増えてしまい

「食べるだけで精いっぱいで
それ以外のことにお金を使えない」と
いう状況に追い込まれている

この状況に政治は何一つ手を差し伸べる
ことがないのでこの先の景気は
落ち込むしかないだろう

食費の割合が多くなると遊興費や
被服費を抑えて外食なども控えるだろう

だから現在焼き肉屋やラーメン屋などの
倒産が激増しているが
今以上に価格を上げると客が減るし
時給を上げないとスタッフが集まらないので
経営ができなくなってしまうのだ

なので価格転嫁しやすく給料を上げれる
他の業種に人が流れてしまい
倒産してしまう会社が多くなる

インバウンドで景況なホテル業や観光業や
海外展開している企業はいいが

国内向けの地域密着型の業種は厳しい

とにかく勝ち組と負け組がハッキリ
分かれる社会になるだろう

さて

先日も整骨院で働く柔整師にはどんなに
働いても1っヵ月に稼ぎ出せる上限があり
経営者が給料として払えるのは
40万円が限界だろうと思われる

同じ理由で医療や介護系の業種では給料を
上げる事が出来ないので
他の給料の良い業種に人材が流出して
病院や介護のグループ会社の倒産が
続出するだろう

本当に賃上げすると国民が幸せになるのかな?
賃上げすると倒産が増えてインフレになって
一流企業に勤める人以外のほとんどの国民が
貧乏になるような気がする

特に老後に病院も介護施設も倒産して
近くに一軒も無かったらと思うと不安である。

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