• 2024/12/18
  • 院長のひとり言
103万円の壁なんかどうでもいい

国会では所得税のかかる103万円を
いくらまで引き上げるか?とか
企業献金や裏金問題をどうするか?
などを与野党で話し合っているが

そのスキに厚生労働省が
社会保険加入の下限である106万円の壁を
撤廃して1週間に20時間以上働いた
人はもれなく社会保険に加入する

とか

高額医療費の上限を大幅に引き上げる
というような話を着々と進めている

もしも本当に厚労省の案がそのまま
通ってしまうと103万円がいくらに
上がろうとも関係なくアルバイトや
パートの人達は社会保険料を徴収されて
親や夫の扶養から外れてしまうので

間違いなく大増税であり大学生たちは
1週間に20時間以下しかアルバイト
できなくなるので103万円の議論など
何の意味もなくなってしまうのである

そして医療費の上限が上がると
病院通いの高齢者の支出がかさみ
生活を圧迫することになる

高齢者が支出を控えると日本経済が
冷え込むことは容易に想像される

「国民の生活を豊かにします!」
などと与党も野党も言ってくれるが
やる事は全く逆のことばかりである

テレビでは与野党がガチンコで
国民の所得を増やして国会議員の
不正を正す協議をしているかのような
報道をしているが

SNSではむしろ106万円の壁と
高額医療費引き上げの話に対する
国民の怒りの声で持ちきりだ

東京都知事選挙や兵庫県知事選挙で
SNSの影響力の大きさを実感したが
あの時にテレビの敗北という人がいて
どういう意味かよく分からなかった

しかし

最近のテレビの報道を見ていると
政府と手を組んで103万円の壁や
裏金規制問題の方へ国民の関心を
そらそうとしているように思える

このまま国民に必要な情報を届けない
ようであれば国民はテレビよりもSNSの
情報を頼りにしてテレビを見なくなるのは
そう遠い先ではないだろう

そういう意味でテレビの敗北と
言ったのだろうと思う

現在は少数与党なので以前のように
国会はスキャンダルで空転さておいて
大事な法案は閣議で決めるようなことは
できないはずだ

なので

国民はテレビだけではなくSNSの情報も見て
政府の動きをしっかり監視して自分たちの
生活が苦しくなる法案には
NOと言わなければならないと思う。



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