• 2024/09/26
  • 院長のひとり言
地方で医師不足?そうなる事は分かっていたでしょ


朝のニュースで地方の医師不足が
特集されていた

現場の医師たちは人員不足で
寝る間も惜しんで
目の前の患者さんを一生懸命に
助けておられる様子が映されて

婦人科や小児科の医師が不足して
科を閉鎖しなければならないと
残念そうに話される

なぜこんなに医師不足になるのか?

自分の希望する勉強や研究ができる
都会の大規模な病院に人気が集中し
地方に行くと医局のライバルに
遅れをとってしまうので
若い医師達が地方に来ないという

そして

日本地図に医師不足の県が赤く
示しだされたのを見ると東北地方の
医学部のない県ばかりだった

これを見ればこの問題
簡単に解決できるはずである

地方の赤い県にある優秀ないくつかの大学に
医学部を創設すれば一気に解決するのだ
自分の地方の患者は自分達で
診る方針を打ち出すのである

しかし

先日韓国で医学部を増やす政策に対して
医師たちが猛烈に怒って抗議デモをしている姿を
見たが医師の数が増えると当然だが
医師の待遇が悪くなるのである
だから医師会が毎年多額の政治献金を送って
政府に医学部の新設をさせないよういしているのだ

これはどこの国も同じである

現在、自民党は能登半島の災害など
ほったらかしで総裁選挙に全力投球している

そんな姿を見ていると
医師会とケンカしてでも地方の
医師不足を解消してやろうと
本気で頑張ってくれる人は
一人もいないように思えて

虚しさ倍増しているのは私だけだろうか?




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