• 2024/09/18
  • 院長のひとり言
小泉進次郎さん選択的夫婦別性を議論する前に...


自民党の総裁選が盛り上がり
小泉進次郎氏が選択的夫婦別性を早期に
実現すると公約を掲げている

確かに国内ではビジネスネームと戸籍上の
苗字が違っても通用するが
海外ではビジネスネームと
パスポートの苗字が違うと
信用してもらえないケースがあり
この場合は女性の世界進出にデメリットが
大きいので早急に解決されるべき
問題だと思われる

しかしそれ以外の
自分の育った苗字に愛着のある二人が
結婚してどちらの苗字をえらぶことも
できないケース

一人っ子同士が結婚して
どちらの苗字も大切にしたいケース

女性が社会で培ってきたキャリアを守り
男性に負けない地位を確立したいケースでは

戸籍まで夫婦別性を望んでいる人は
そんなに多くないだろう

それ以上に

学校や医療機関などで両親の苗字が違ったり
親子の苗字が違ったりして混乱するし

苗字が違うと離婚しやすくなるので
一人親世帯が増えて社会保障費が増大する

などのデメリットもたくさんあり
小泉進次郎さんが言うように拙速に
決めていいような簡単な問題ではない

日本は天皇制のある世界で一番古い
歴史ある国家であり「家制度」を重んじる

家は国家を形成する最小単位であり
日本人は昔から婚姻を家と家の
結びつきと捉えてきたのである

それが日本の伝統的文化なのである

選択的夫婦別性制度はその日本の
伝統文化を捨ててしまう法律だ

男女平等などのジェンダー問題や
女性の社会進出を後押しするために
時代と共に法律も変わるべきところは
変えていく必要があり

現在、世界を股にかけて働く女性は
ビジネスネームが使えなくて
困っているそうなので早急に解決
しなければならない問題だ

だから今、早急にやるべきことは
国会で選択的夫婦別性を議論する前に

世界に日本の国民性や伝統文化を説明して
海外のどこの国でも日本の女性が
ビジネスネームで仕事ができるように
政治的に働きかけること

外交努力が先決だと思うのである

世界から見ると日本の苗字制度は
少数派かもしれないがそれが
日本の文化であり国民性なのだ

牛や豚を食べない人種がいるように
1カ月断食する人種がいるように

日本人は家制度を重んじるので
戸籍上の苗字とビジネスネームを
使い分ける女性が存在することを
世界に周知してもらえれば
問題は解決するのである

我々は何でもかんでも外国の風習や文化を
取り入れてしまう法律が欲しいのではなく
日本人は日本人らしくどこの国に行っても
胸を張って活躍できるように外交努力で
解決してもらいたいと思っているのである。



一覧に戻る