• 2024/08/06
  • 院長のひとり言
パスポートで男女を識別できるの?


パリオリンピックのボクシングで
2人の女子選手の性別が問題視され
染色体検査でy染色体をもっているので
過去の大会では出場できなかったが
今回のパリオリンピックでは
出場して、メダルが確定している

バッハ会長が言うにはIOCには選手の人権を
守る責務があり今大会中に出場資格を
変更することはない
女性として生まれ育ち
女性としてのパスポートを持ち
長年競技をしてきた
それは女性である明確な定義と語った

選手の人権と競技をする権利を守る
責任があることを強調したが

男女の識別をパスポートの性別と競技の
実績で決めるのは正しいのだろうか?

近年日本ではペニスを除去する手術を
することなく戸籍を男性から女性に
変更可能になっている

世界的にジェンダーの論議が高まり
LGBTQの性的少数派の人達の
人権を守る方向に進んでいて

男性であるとか女性であるとか
性別は気にしないで生活できる
ジェンダーレス社会を目指すことは
良い事だと思っている

しかしどんな社会になっても
y染色体を持っている人は生物学的に
男性なので運動能力において
絶対的に有利であり女性の競技に
出場すると強いのは当然であり
公平公正な競技とは言えないと
思うのは私だけだろうか?

例えばマツコ・デラックスさんや
ナジャ・グランディーバさんのように
心は女性でも体格的には完全に男性で
戦えば相当高い戦闘能力がある人が
女性と力比べをしたら勝って当然である

だからパスポートの性別が女性だから
女性と定義づけるのは無理がある

おそらくIOCは時代の流れに沿って
性的少数派の人達に配慮したつもり
なのだと思うがそれではy染色体を持たない
女性のアスリートに不利なルールとなり
公平さに欠けてしまうのである

それだったらパラリンピックみたいに
LGBTQの人だけで世界大会をやれば
いいではなかという意見があるが

その場合でも男女の競技の区別は必要
になるはずである

そう考えるとやはり男性と女性を
区別することができる明確な指標は
y染色体をもっているか?
持っていないか?しかないと思うのである

皆さんはどう考えますか?

私はこの問題をただ単に誹謗中傷して
終わってしまうのではなく
4年後のオリンピックでは本当に
公平で公正なルールを構築するために
世界中の有識者を巻き込んで真剣に
男性と女性の定義について議論
してもらいたいと思うのである。

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