• 2024/06/05
  • 院長のひとり言
父の日に何が欲しいですか?

父の日に何が欲しいですか?
毎日新聞が行ったアンケートである

私にも一人息子がいるが
そういえば父の日に何が欲しいとか
考えたことは1度もなかった

毎日新聞のアンケート結果を見ると

1位 感謝の手紙や手作りの品(20%)
2位 家族みんなで過ごす時間(18.9%)
3位 何もいらない(16.6%)
4位 自分だけの時間(15.1%)

そうなのだ

私をふくめて世の中の
父親が子供に望むことは
元気な顔を見せてくれて
家の中が明るく楽しいこと

それだけなのだ

だから何が欲しいか?と訊かれても
特に何もいらないのである

それどころか

私たちのところに産まれてきて
くれたことだけでこっちが感謝している

赤ちゃんの時は時間を忘れて眺めて
いたのが夢のような時間だった

子どもがいるいから子供服売り場や
おむつ売り場へ行くことができ
子どもがいるからできる経験を
いっぱいさせてもらった

息子は去年結婚して今は少し
離れたところに住んでいるが
たまに元気な顔を見せてくれたら
それだけで十分嬉しく
それ以上は何もいらないのである

私がそれ以上に感謝しているのは
父が90歳でいまだにかくしゃくとして
元気でいてくれていることだ

「親孝行したい時には親はなし」と
世間ではいうが

去年卒寿の祝いの宴会によんでくれて
今年は私の結婚30周年に感謝をこめて
一緒に温泉旅行に行ってきた

この年になって父の日に
何をしてあげようか?と考えること
そのことが心から有難いことだと
思うのである。


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