• 2024/06/04
  • 院長のひとり言
ブルータスとか言って、トヨタは大丈夫ですか?


度重なる不祥事にトヨタの
豊田章男会長が記者会見で
「ブルータスおまえもか」
という感じとコメントした

これは信頼していた者から
裏切られた時に使う表現であり

トヨタの自動車を信頼していた私は
そっくりそのまま
豊田会長にお返ししたい

そもそもこの言葉は
ローマ帝国の独裁者だった
カエサルが議場で刺殺された時に

最も信頼していたカエサルに
向かって叫んだとされる言葉だ

だから趣旨がまったく違うのだ

豊田会長が会見で引用した趣旨は
現場の職員が勝手にやったことで
飼い犬に手を噛まれた的な意味で使った

そんな印象を受けた

トヨタは円安で去年最高益を上げて
人材や商品開発へ向けて
巨額の投資を表明していた

低迷する日本経済の先頭に立って
牽引してもらわなければならない
謂わば日本の大黒柱である

その会長さんがブルータスとか
いって他人事のように
私は知りませんでした的な
保身発言するようでは

まったく頼りにならない(怒)

トヨタの自動車の性能や安全性を
完全に信頼していだけに
怒りもひと際である

もっと事態を深刻に受け止めて
今まで自分が社長としてやっていた時代の
悪しき風習が表面化してしまった

その責任を重く受け止めて
これから長年溜まった膿をきれいに
出し切って会長を辞任するぐらいの
コメントが必要だったのではないだろうか?

もしもブルータスを引用するのなら
取締役会で豊田会長解任の
特別動議が可決された時に
叫ぶべき言葉だと思うのである。


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