• 2023/06/29
  • 首・肩・膝の痛み
腱鞘炎、ドケルバン病、ばね指はもんではいけない


「最近手を握ると指が伸びないんだけど
これって首が悪いのかな?」と
親戚の人から質問された

「こうやったらこの指がほらほら」と
実演してくれる

「それはばね指ですね
手の使い過ぎが原因です
手を使わないようにしてください」

「手を使わないと何もできないだろう」

「だけどそのまま使い続けると
ばね指はどんどんひどくなりますよ」

「こうやって揉んだらいいの?」
と手のひらをグイグイ指圧するので

慌てて「そんなことしたら
逆に悪化しますよ」と止めた

以前からあちこちで
こういう間違った指圧やマッサージを
やっていて腱鞘炎が治らないと
悩んでいる人から相談されることが多い

ほとんどの人は近所の整形外科や
整骨院へ行って電気治療や
マッサージを受けているので

腱鞘炎は温めてマッサージや
ストレッチをするものと
勘違いしていしまっているようだ

ばね指は腱と腱鞘の間に炎症がおこり
それでも手を使い続けるので
腱鞘が腫れて腱の通り道が狭くなり
ついには腱がロックしてしまうほど
腫れている状態がばね指なのだ

プロ野球のピッチャーはマウンドを
降りるとすぐに肩を氷で冷やすのを
誰でも見たことがあると思う

使い過ぎたらスグに冷やして
安静にするのが正解なのだ!

ところが毎日手を酷使して
お風呂で温めて患部をグイグイ
押さえつけて、さらに引っ張って

これでは治るものも治らないのは
当たり前なのだ

腱鞘炎、ドケルバン病、ばね指は
全て手の使い過ぎが原因でおこる
疾患なので手を安静にすることが
一番の薬だと思っていただきたい

だから絶対に揉んではいけないのです。




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