• 2023/02/04
  • 鍼灸・東洋医学
鍼灸治療は治る力を引き出すことが目的

鍼を打つと筋肉に効くの?
神経に効くの?血行が良くなるの?
ホルモンバランス?自律神経?
免疫力がアップするの?

みなさんに質問されますが

実はそれ
全部正解です!(笑)

ただし

鍼灸治療の目的は
筋肉を緩めるためだとか
自律神経のバランスを整えるためとか
そういう個々の器官の働きを
改善させるためではありません

鍼灸治療の目的は
体の治る力を引き出すこと!
その事が
整体やマッサージと違い鍼灸治療を
WHOが「医療」であると認定している
理由といっても過言ではないのです

整体は背骨の歪みを正す
マッサージは筋肉をもみほぐして
血液やリンパの流れを改善するなどの
目的で施術されるので
目的が分かりやすいが
体の1つ1つのパーツだけを
対象に行う手技療法にすぎません

それらに比べて鍼灸治療は
中国5000年の伝統医学の中医学に
基づいた統計医学なのです

薬にも現代薬と漢方薬がありますが
どちらも海や山で採れたものから
薬効成分を探し出して
その中から特定の成分だけを抽出して
いるのが現代薬であり

薬草などをいくつもブレンドして
お茶のように飲むのが漢方薬なので

元々はどちらも自然界にある物を
探しだして薬としているのです

中医学では整体観念という概念があり
自然界に存在する全ては影響し合い
一つの宇宙を作っていて

自然界を大宇宙、人体を小宇宙と捉え

大自然に浄化作用があるように
人の体にも強力な治癒力があると考える

大自然に薬を求めるように
鍼灸治療ではツボを刺激する事で
体がもともと持っている
治る力を引き出すことをができると
考えているのです

ツボを刺激する事で気血の巡りが良くなり
筋肉や血管や神経や関節、リンパなど
体の機能が低下しているものは回復し
緊張は緩和し五臓六腑の調和をもたらして

体を根っこから回復させてくれるのです

大自然の浄化作用と同じレベルの
治すパワーがあるのだから
西洋医学では奇跡と表現されることが
東洋医学では度々おこるのです

注射でもないただの
ステンレスの針をツボに刺すだけで
痛みが緩和する現象が毎日おきているので
当院では毎日奇跡が起きています(笑)



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