• 2022/12/12
  • 首・肩・膝の痛み
「五十肩」ちゃんと治せる医療機関が少なくて困る


昨日は高槻市の親戚に行ってきた

そこで以前高槻市から自家用車で
通院されていたが、高齢ドライバーの
事故が多発していることから
運転免許を返納されて

当院まで通院できなくなってしまった
患者さんと出会ってお話をしたが
とてもヒドイ話だったので驚いた

1ヶ月ほど前から右肩が痛くて
通っているスポーツジムにある
鍼灸整骨院で治療してもらったら

あくる日からお箸を持つのも痛くなってしまい
近所の整形外科へ行くと
「痛い」と言っているのに
可動域訓練や指圧をされるので
どんどん悪化して
夜中に痛くて眠れ無いと言い

電車で藤井寺まで来たいと言われるので

「いま治療道具を持っているのでやってみましょう」と
その場で治療すると

90度ほどしか挙がらなかった腕が
頭の上まで挙がるようになり

「痛みが半分になりました!」

「鍼をした直後なので今は痛みもおさまり
動かすことができるけど
安静にしなければスグに痛くなりますよ」と

家では三角巾で腕を固定して
寝るときには肩にバスタオルを巻いて
寝るように指導しておいた

五十肩には3つのステージがあり
痛みはじめて1ヶ月ほどの頃は
急性期ステージで痛みが激しい時期であり
痛みがきつくて腕が上がらないだけなので
痛みさえ治まれば関節は自由に動くのだ

だから可動域訓練や痛みの局所を
指圧するような行為はいたずらに
局所の炎症を刺激して
症状を悪化させてしまう行為なのだ

そういう治療は最終ステージの
回復期の痛みが少なくで関節が
拘縮している人にすることなのだ

そんな事も分からないで
すべての五十肩の人に可動域訓練や
指圧などのマッサージをするような
医療機関ばかりなのは驚きであり
呆れるばかりだ

しかし呆れていていいのだろうか?

高槻から藤井寺まで電車で通うのは
かなり体力がいるので高齢者には
お勧めできない

やっぱり普通に通院できる距離で
適切に治療してもらえる治療院を
探してもらうしかないのだが

私の知り合いで腕の良い治療家が
いればいいのだが
友人はいても腕が良いかどうかは
分からないので自信を持って
紹介することができないので

自分で探してもらうしかないのだが

治せないどころか悪化させてしまう
医療機関があまりにも多いので
慎重に探してもらいたいと思う

本当に困ったものである。








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