- 一人の苦情で公園廃止?
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長野市にある公園が
「子どもの声がうるさい」と言う
苦情をきっかけに今年末で廃止を決めたことに
SNSなどで疑問の声が広がっているようだ
その公園は2004年に開設されてすぐに
一人の近隣住民から「子どもの声がうるさい」と
苦情の声が届き
長野市はボール遊びを禁止して
大声を出さない対応をしていたが
1軒からの苦情は続き
区長会からの要請で廃止が決まったそうだ
たった一人の苦情で公立の立派な
公園が廃止になるなんて驚いたが
こういうもめ事はどこにでもある話だが
そもそも子供の声が「騒音」と感じる人と
「子供が元気に遊んでいて平和だな」と
感じる人がいて
悲しいことだがどこの町にも一定数は
「騒音」と感じてしまい
ひどい時には子供に危害を加える
事件に発展することもある
だから行政として1人の苦情だから
無視することは出来ないのは分かる
だけど
近くに公園があって子育てするにの
良い環境だと思って住んでいる人達にとって
この決定はとてもショックだろう
私が住んでいる藤井寺市には昔
近鉄バッファローズの本拠地である
藤井寺球場があった
野球場は戦前からその場所にあったのだが
戦後、野球場の周りに高級住宅街ができて
野球場の声援がうるさいという苦情があがり
太鼓やトランペットなどの鳴りものでの
応援が禁止になっていた
私はそれまで甲子園球場での鳴りものでの
にぎやかな応援しか知らなかったので
藤井寺球場でファンがパラララッタラ♪と
大声で鳴りもの音を表現して応援しているのに
驚いた事を思いだした
私としては野球場が先にあったのに
後から近くにやってきて
野球場の応援がうるさいと
苦情を言う方もおかしいが
「そうですか」と鳴りものを禁止する近鉄も
遠慮しすぎではなか?と思っていた
しかし、この公園のように一人の苦情で
大きな公園が廃止になることを考えれば
お互いに譲歩して
上手く譲り合っていたのだと思える
長野市も廃止を決める前に
子供達に大声を出さないように呼びかけて
その家の防音工事するなどして
お互いに譲歩し合ってなんとか
落としどころを探ることはできなかったのだろうか?
よその町の話だが
なんだか寂しい話である。
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